マーケティングコンサルの費用相場|月30万円の価値と賢い代替手段
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マーケティングコンサルの費用相場|月30万円の価値と賢い代替手段

山本至人
17分で読めます

マーケティングコンサルの見積もりを見て「高いな…」と感じたことはないだろうか。月30万、50万、中には100万円を超える提案もある。でも、その金額に見合う価値があるのか、判断できない。

この記事でわかること

  • 「マーケティングコンサル」の定義が広すぎて比較できない問題

  • タイプ別の費用相場と、月30万円で実際に何をしてもらえるのか

  • コンサルが必要な会社、必要ない会社の判断基準

  • ChatGPT・AIツール・フリーランス…月5万円以下の代替手段4つ

私はこれまで、外部CMOとして中小企業のマーケティング戦略を月30万円で請け負ってきました。戦略作成、実行支援、PDCAの回し方まで——社員のように入り込むスタイル。

正直に言うと、月30万円は安すぎるレベルだった。大手なら同じ内容で月100万円を超える。ただ、中小企業にとって月30万は大きな出費。「払えないけど、自分ではできない」という社長を何十人も見てきた。

ある製造業の社長は、方向性が決まらないまま広告代理店に月50万円を任せていた。3ヶ月で150万円。問い合わせは2件だけ。私がCMOとして入って最初にやったのは広告を止めることだった。「誰に何を伝えるか」が決まっていない状態で広告を回しても、お金が消えるだけ。

だから私は、CMOとしてやっていた仕事をAIで再現するツールを作った。この記事では、コンサル費用の「受けていた側」の本音と、賢い代替手段をお伝えします。


「マーケティングコンサル」の正体は?定義が広すぎる問題

マーケティングコンサル5タイプの図解

マーケティングコンサルとは、企業のマーケティング活動を専門家が支援するサービスです。ただし、この言葉が指す内容は驚くほど幅広い。SNS投稿の代行から経営戦略の策定まで、全部「マーケティングコンサル」と呼ばれている。

ここ数年で「マーケター」を名乗る人が一気に増えた。SNS運用、Web広告、SEO、コンテンツ制作、ブランディング——それぞれ専門が違うのに、名刺には同じ「マーケティングコンサルタント」と書いてある。頼む側からすると、誰に何を頼めるのか、さっぱり分からない

さらに厄介なのが、「マーケター」と名乗りながら実態は運用代行だけ、というケース。Instagramの投稿を月15本作るだけ、広告の入稿作業をするだけ。戦略を考えてくれるわけではない。

まずはタイプを整理しよう。

タイプ

やること

戦略を考えるか

費用帯

SNS運用代行

投稿作成・スケジュール管理

✕ 作業のみ

月5〜15万円

Web広告運用

広告入稿・レポート作成

△ 改善提案程度

月10〜50万円

SEOコンサル

記事企画・内部対策

△ SEO領域のみ

月10〜30万円

戦略コンサル

WHO/WHAT/HOW設計

◎ 戦略の核

月30〜80万円

CMO型(常駐)

戦略→実行→PDCA全部

◎ 経営判断まで

月30〜150万円

⚠ 注意: 「月15万円のマーケコンサル」の中身がInstagram投稿の代行だけだった、というのは珍しくない。契約前に「戦略を作ってくれるのか、作業を代行するだけなのか」を必ず確認すること。ここを間違えると、毎月お金を払っても売上は変わらない。


マーケティングコンサルの費用相場は?タイプ別に解説

マーケティングコンサルの費用相場は、タイプにより月5万〜150万円と幅があります。「マーケコンサル 月30万円」と聞いても、上の表のどのタイプかで価値がまるで違う。ここではタイプ別に、何にお金を払っているのかを解説します。

SNS運用代行(月5〜15万円)

Instagram・X(Twitter)・TikTokなどの投稿を代わりに作ってくれるサービス。月10〜20本の投稿作成、ハッシュタグ選定、コメント対応が主な業務。

注意点は、投稿を作ってくれるだけで「誰に何を伝えるか」の戦略は考えてくれないこと。方向性が間違っていると、どれだけ投稿しても成果は出ない。

Web広告運用(月10〜50万円+広告費)

Google広告やMeta広告(Facebook・Instagram)の運用を代行するサービス。広告費の20%が運用手数料の相場。月50万円の広告費なら、運用代行に月10万円。

改善提案はしてくれるが、あくまで「広告の中の最適化」。そもそものターゲットやメッセージが間違っていると、広告費だけが消えていく。

戦略立案+実行支援=CMO型(月30〜150万円)

ここが本丸。「誰に・何を・どう届けるか」の戦略を設計し、実行まで伴走するタイプ。

私がやっていたのがまさにこれ。月30万円で、戦略作成→チャネル選定→施策の実行支援→PDCAまで、社員のように入り込んでいた。週1回のミーティングに加えて、Slackで随時相談に乗る。経営判断にも関わる。

正直、月30万円は安すぎた。大手コンサルファームなら同じ内容で月100〜150万円が相場(ミエルカ社, 2025年調査)。私は中小企業を支援したかったから月30万に抑えていたが、それでも「払えない」という社長が大半だった。

ポイント

費用の大小ではなく「戦略を作ってくれるか、作業だけか」で判断する。月15万の運用代行より、月30万のCMO型の方がROIは高いことが多い。


コンサルが必要な会社、必要ない会社の判断基準

コンサルが必要な会社の判断フロー図

マーケティングコンサルが全ての会社に必要なわけではありません。費用に見合うリターンが出る状況と、別の手段の方がいい状況がある。CMOとして数十社を見てきた経験から、判断基準をまとめます。

コンサルを頼むべき3つの状況

  1. 月商1,000万円超で、チャネル拡大が必要な段階。売上はあるが成長が鈍化し、新しい集客経路を開拓したい。この段階では投資回収が見込めるので、月30万〜の費用も正当化できる(私の経験上、月商1,000万を超えるとマーケ投資のROIがプラスになるケースが多かった)

  2. 新規事業・新商品の立ち上げ時。ゼロから市場調査→ターゲット設定→ポジショニングを設計する必要がある。経験のあるコンサルの知見が大きな差を生む局面

  3. 社内にマーケティング経験者が一人もいない大企業。予算はあるが人がいない。採用するより外部CMOを入れた方が立ち上がりが早い

コンサルがなくても大丈夫な3つの状況

  1. まだ戦略の方向性が固まっていない段階。「何をしたいか」が決まっていないままコンサルに頼んでも、お互いに時間を浪費する。まず自分で戦略の骨格を作ることが先

  2. 月商500万円未満で、マーケ予算が月10万円以下。コンサルに月30万払うと経営を圧迫する。私のクライアントでも、この規模の会社にはCMO契約ではなくスポット支援を勧めていた。AIツールや自力で戦略を作り、必要な部分だけ外注する方が現実的

  3. 特定チャネルの運用改善だけが必要な場合。「Instagram広告のCPAを下げたい」だけなら、戦略コンサルではなく広告運用の専門家に頼む方が効率的で安い

💡 Tip: 迷ったら「自分で判断軸を持っているか?」を自問してみてください。業者の提案が良いのか悪いのか判断できないなら、まず判断軸を作ることから始める。


月5万円以下で始められる4つの代替手段

コンサル代替手段5つの比較図

コンサルに月30万払えない場合でも、マーケティング戦略を手に入れる方法はある。ここでは4つの代替手段を、コストとできることの両面から比較します。

代替①: ChatGPT(無料〜月3,000円)

最も手軽な選択肢。ブレスト、キャッチコピーの案出し、市場調査の下調べには使える。

ただし、実際に使ってみると限界がはっきり見える。

あるクライアントがChatGPTで作ったマーケティング戦略を見せてくれたことがある。「ターゲットは30〜50代の男性」「SNSとSEOで集客」「差別化ポイントは品質の高さ」——どの会社にも当てはまる内容だった。この社長の業種(建設設備)にも、隣の印刷会社にも、どちらにも使える。それは戦略ではなく、教科書の要約。

ChatGPTには業種特化の「型」がない。会話が途切れると前回の文脈も消える。だから「マーケティングの相談相手」にはなるが、「自社専用の戦略を作ってくれるツール」ではない。

代替②: AI戦略立案ツール(月5万円〜)

ChatGPTの限界を解決するのが、マーケティング専用のフレームワークを搭載したAIツール。

私が開発したMyMarketerは、CMOとして月30万円でやっていた仕事——WHO(誰に売るか)→WHAT(何を伝えるか)→HOW(どう届けるか)の戦略設計を、AIで再現したツール。業種と目標を入力するだけで、30分で自社専用の戦略が完成する。月30万円のCMO業務が月5万円

ChatGPTとの最大の違いは「型」があること。先ほどの建設設備の社長にMyMarketerを使ってもらったら、「ターゲットは築20年超の工場オーナーで、設備老朽化の相談先が分からず困っている層」という具体的なWHOが30分で出てきた。同じAIでも、型があるかないかで出力が全く変わる。

代替③: オンラインスクール・講座(月1〜3万円)

「自分でマーケティングを学びたい」なら有力な選択肢。体系的に知識が身につく。

ただし、学習→実践→成果まで3〜6ヶ月はかかる。「今すぐ戦略が欲しい」というニーズには合わない。時間に余裕がある人向け。

代替④: フリーランスマーケター(スポット10〜30万円)

「戦略全体ではなく、特定の課題だけ解決したい」ときに有効。LP制作、広告設計、SEO改善など、ピンポイントで依頼できる。

スポット契約なら月額の縛りがなく、必要なときだけ頼める。ただし、戦略全体を見てくれるわけではないので、方向性は自分で決めておく必要がある。

5つの選択肢を比較

比較項目

コンサル(CMO型)

ChatGPT

AI戦略ツール

スクール

フリーランス

月額費用

30〜150万円

無料〜3,000円

5万円〜

1〜3万円

スポット10〜30万

戦略設計

△ 一般論

◎ 型あり

△ 学習中

△ 部分的

業種特化

◯ 人による

実行支援

△ 提案まで

◯ 部分的

即効性

✕ 3-6ヶ月

判断軸が身につく

△ 依存しがち


最強の組み合わせ=「AIで戦略を作ってから、必要な部分だけ外注」

ここまで読んで「結局どうすればいいのか」と思った方へ。私が中小企業の社長に勧めているのは、この組み合わせ。

  1. まずAIツールで戦略の骨格を作る(月5万円・30分)

  2. 自分で「誰に・何を・どう」の判断軸を持つ

  3. 実行部分だけをフリーランスやスポットで外注する

この順番なら、コンサルに月30万払わなくても、戦略は手に入る。しかも、自分で良し悪しを判断できる状態で外注するから、無駄な費用が発生しない

CMOとして何十社も見てきて、一番もったいないと感じたのは「戦略が分からないまま、作業だけ外注している会社」。冒頭で書いた製造業の社長もそうだった。広告に150万使って問い合わせ2件。方向性がズレたまま実行しても、お金が消えるだけ。

逆に、方向性さえ正しければ実行は誰がやっても成果は出る。今でも、コンサルを頼む前にまず自社の方向性を整理してほしいと思っている。30分でいい。「誰に・何を・どう」が言語化できれば、外注先への指示も的確になるし、成果報告の良し悪しも自分で判断できるようになる。

MyMarketerの無料体験で、まず30分で自社の戦略を作ってみてください。戦略の骨格ができたら、何を外注すべきかも明確になるはず。


よくある質問

マーケティングコンサルの費用相場はいくら?

タイプにより月5万〜150万円と幅があります。SNS運用代行なら月5〜15万円、Web広告運用で月10〜50万円(+広告費)、戦略立案+実行支援のCMO型で月30〜150万円が目安。

「マーケティングコンサル」と一括りにせず、「戦略を作ってくれるか、作業だけか」で分けて考えるのがコツ。

マーケティングコンサルとAIツールの違いは?

コンサルは人が判断し、実行まで伴走する。AIツールはフレームワーク(型)に沿って戦略を自動生成するが、最終判断は自分で行う。

一番の違いは「自分の判断力が育つかどうか」。コンサルに依存し続けると、解約後に困る。AIツールなら、型を使いながら自分で考える力が身につく。

ChatGPTでマーケティング戦略は作れる?

ブレストやコピー作成には使えるが、体系的な戦略を作るのは難しい。業種特化のフレームワークがなく、会話が途切れると一貫性が失われるから。

ChatGPTで「マーケティング戦略を作って」と聞いても、出てくるのは教科書的な一般論。自社の強み・ターゲット・競合を踏まえた「自分だけの戦略」にはならない。

中小企業はマーケティングコンサルを頼むべき?

月商1,000万円を超えてチャネル拡大が必要な段階なら、コンサルの価値は高い。投資回収が見込めるから。

月商500万円未満なら、まずAIツールや自力で戦略の骨格を作る方が費用対効果が良い。「まず戦略を作ってから、必要な部分だけ外注」が中小企業の最適解。


まとめ|「誰に何を頼むか」の判断軸を、まず自分で持つ

マーケティングコンサルの費用は月5万〜150万円。ただし、「マーケター」を名乗る人の中身は千差万別。戦略を考えてくれるのか、作業だけなのかで価値は全く違う。

判断のポイントは3つ。

  1. まず自分で戦略の骨格を作る(AIツールなら30分・月5万円で可能)

  2. 「誰に・何を・どう」の判断軸を持ってから外注する

  3. 戦略全体が必要ならCMO型、部分的ならフリーランスにスポットで頼む

コンサルに月30万払う前に、まず自社の方向性を30分で確認してみてほしい。方向性が分かれば、何に投資すべきかも見えてくる。

「自分で戦略を作ってみたい」と思ったら、MyMarketerの無料体験から始めてみてください。


関連記事


参考文献

  • ミエルカ社「マーケティングコンサルタント費用相場調査」(2025年) — タイプ別費用帯の根拠

  • 中小企業庁「中小企業白書 2024年版」— 中小企業のマーケティング投資実態

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著者について

山本至人

山本至人

200社以上の中小企業マーケティングを支援。WHO-WHAT-HOWフレームワークをAIに組み込んだMyMarketerの開発者。株式会社WHAT代表取締役。東京大学松尾研AI経営修了。

法政大学法学部卒業。映像制作事業やDtoCアパレルブランドなど複数の新規事業立ち上げにCMOとして携わる。2023年株式会社WHAT設立。外部CMOサービスにて多くの企業のマーケティング支援を実施。東京大学松尾研AI経営修了。

  • 株式会社WHAT 代表取締役
  • 東京大学松尾研 AI経営寄付講座 修了
  • 複数企業の外部CMOとしてマーケティング支援を実施
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